导演:倉本聰
「北の国から」「前略おふくろ様」……これらは老若男女がお茶の間のテレビにかじりついたドラマ黄金期の著者の脚本になる作品である。脚本家の名を冠にしたテレビドラマが大衆の人気を博した世代、向田邦子、山田太一と並ぶ巨匠の自伝的エッセイが本書。テレビ草創期の作り手が円熟期を迎え、良質のドラマが作られていた時代。とりわけ倉本氏はテレビに異議申し立てを行う作風で、ドラマになりにくい題材を人気ドラマに仕立ててきたことで知られる。そのドラマはどこから生まれたのか。現在のテレビへの思いまでほとばしる、とにかく熱い自伝である。 純と蛍の成長物語「北の国から」についての説明は不要だろう。「時代と寝る」作家が多い中で貫いた反骨精神は、生い立ちから現在の自然保護活動まで一貫している。語られる数々の製作秘話や高倉健、八千草薫、ショーケン、田中邦衛から岩城滉一、桃井かおりまで深く...(展开全部)